にがくさ (苦草)

学名  Teucrium japonicum
日本名  ニガクサ
科名(日本名)  シソ科
  日本語別名  
漢名  穗花香科(スイカコウカ,suìhuā xiāngkē)
科名(漢名)  脣形(シンケイ,chúnxíng)科
  漢語別名  石蠶(セキサン,shican)、毛秀才
英名  

 ニガクサ属 Teucrium(香科科 xiāngkēkē 屬)には、約250-260種がある。

  キライソウ T. bidentatum(二齒香科科・白花石蠶・細沙蟲草)
         
臺灣・湖北・廣西・四川・貴州・雲南産
  T. chamaedrys(石蠶)
北東アフリカ・歐洲・西アジア産
  T. fruticans(水果藍)
  ニガクサ T. japonicum (穗花香科科・石蠶・毛秀才)
  T. pernyi(廬山香科)
河南・華東・兩湖・兩廣産 根を薬用
  アラゲニガクサ T. pilosum(長毛香科科)
         
福島・千葉・長野・山梨・佐賀・浙江・江西・兩湖・廣西・貴州・四川産
  T. quadrifarium(鐵軸草・鳳凰草・牛尾草)
 『中国本草図録』Ⅱ/0808
         
江西・福建・湖南・兩廣・四川・貴州・雲南・インドシナ・ヒマラヤ・
         ・インド・パキスタン産
  T. simplex (香科科)
貴州・雲南産
  タイワンニガクサ T. taiwanianum(臺灣香科科)
  テイネニガクサ T. teinense
北海道・本州(兵庫以北日本海側)産
  チョウセンニガクサ T. ussuriense(T.japonicum var.continentale;
         黑龍江香科科)
遼寧・河北・山西・ロシア沿海地方産
  エゾニガクサ
(ヒメニガクサ) T. veronicoides(裂苞香科科)
         
北海道・本州(関東長野以北・山口)・九州・
         朝鮮・遼寧・湖南・四川・貴州・雲南・ロシア沿海部産
    イヌニガクサ var. brachytricum
         
本州(新潟以北日本海側)産 絶滅危惧IA類(CR,環境省RedList2020)
  T. viscidum (血見愁・山藿香・假紫蘇)
 全草を薬用 『中国本草図録』Ⅰ/0309
    ツルニガクサ var. miquelianum(T.miquelianum, T.maximowiczii)
         
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・極東ロシア産
    センナシツルニガクサ var. nepetoides
         
奄美・浙江・安徽・江西・湖北・陝西・四川・貴州産
    コニガクサ var. viscidum
九州・琉球・臺灣・華東・湖南・兩廣・四川・貴州・雲南産 
   
 シソ科 Lamiaceae(脣形 chúnxíng 科)については、シソ科を見よ。
 「和名ハ苦草ノ意ナレドモ、本品ノ莖葉ハ苦カラズ」(『牧野日本植物図鑑』)。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・江蘇・浙江・江西・湖南・廣東・四川・貴州に分布。
 全草を薬用にする。
 西洋では、T. chamaedrys(石蠶) を、ハーブとして用いる。

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